ジュニアゴルファーが上達するにはボールを打つ練習をしているだけでは限界があります。
将来、活躍できるゴルファーになる為にはジュニア期に基本的運動能力を高める必要があります。
12歳ぐらいまでに基本的運動能力を高める事をやっておきたいですね。
特に3歳から6歳の幼児期に遊びの中からその能力を身につけ、その後にいろいろなスポーツをやることによってよりその能力を高めて行きたいです。
体も発達途上なのでこの時期にいろいろな動きや運動をやることによって神経の回路が形成され脳から筋肉への伝達が良くなっていきます。
基本的運動能力とは
走る、跳ぶ、登る、降りる、スキップ、ジャンプなどの移動系
回る、転がる、支える、バランスなどの平衝系
投げる、捕る、打つ、蹴る、押す、引くなどの操作系
遊びの中やいろいろなスポーツをやることによって、これらの能力が身についていきます。
この基本的運動能力の向上が将来のゴルフ上達に繋がっていきます。
ジュニアのうちはゴルフだけ一つをやるのではなく他のスポーツや遊びを沢山することが大切です。
ゴルフに限らず、早期に一つのスポーツに特化するのは将来の成長につながりません。
これはサッカー、野球、バスケットボール、テニス、ラグビーなど他のスポーツでも言われています。
世界ランキングNo,1のジョーダン・スピースはジュニア期には野球、サッカー、バスケットボールをこなし、最終的にゴルフを選択したそうです。
PGAツアーで活躍しているほとんどの選手がいろいろなスポーツの経験があり、他のスポーツで培った、動きや身体の使い方がゴルフに役立っています。
松山英樹選手にある記者が「ジュニアゴルファーにアドバイスするとしたら何ですか?」と質問したところ松山選手はこう答えたそうです。
「僕はゴルフしかしてこなかったけれど子供のうちはいろいろなスポーツをやったほうが良い!なぜならPGAツアーに来たらそんなやつ等ばっかりだから」
いろいろなスポーツを経験した選手の身体能力の高さを実感した言葉だたのではないかと思います。
スポーツでなくても昔の遊び(木登り、鬼ごっこ、メンコ、こま回し、竹馬、河で遊ぶ、山で遊ぶ、その他)のようなことをすると身体の機能は発達、向上していきます。
子供どうしで昔の遊びをやれれば良いのですが現代ではなかなか難しいのも現状です。
保護者の方や周りの大人が一緒に遊びながら子供にさせてみると良いですね。
どちらにしてもジュニア期はゴルフ技術の向上より身体能力の向上に目を向け、アスリートとしての身体作り、心構えを作って行くことが大事だと思います。
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