8月18日(土)ジュニアコースレッスン。
中学生二人を連れて東名富士CCで実施。
スタート一時間前に到着しアプローチとパター練習をしてスタート。
この日は涼しく、午前のハーフは気持ちよくプレー出来ました。
ハーフが終わって昼食時に窓の外を見ると雲行きが怪しくなってきました。
雨が降ってきて霧まで出てきて外は真っ白!
後半のスタートは様子を見て遅らせてもらい霧が上がった1時間遅れでスタート。
二人共この日は調子が悪く、良い内容のプレーではありません。
一生懸命やってはいますがうまく行かない。 しかしそれが実力。
しっかりとそれが今の自分と受け入れなければなりません。
最終ホールのパターを沈めてプレーが終了。
カートに戻った時に一人が「あ~!なんだか罪悪感が・・・」とつぶやきました。
それを聞いて私は「どういう意味?」と聞き返すと「スコアいっぱい叩いちゃたから・・・」と言う
その横からもう一人が「そんな事言ったら俺なんかどうなっちゃうんだよ!それが罪だったら俺は懲役30年だよ」と・・・ すると「そうだよな お前の方がひどかったか・・・でも俺も懲役だぁ・・・」とまた言い返す。
するとまた反対に「じゃあ俺は死刑だ!」と・・・ こんな会話です。
そこで私は「何が罪悪感だ!アホか? 悪い事した訳でもないのに何言っているんだ!」と言うと「そうなんですけど何か悪い事したような気に・・・」
そんな事思うな!と一喝してカートを走らせハウスへ戻る。
マスター室前に戻ってクラブ確認作業をしている時も「あ~あ! 親に絶対怒られる!」と一人が言うともう一人も「俺も・・・」と
「親に怒られるのは覚悟だ!スコア聞かれても言うのやめよう!」とつぶやくともう一人も「俺もそうしよう!」 またこんな会話です。
なんともマイナス思考の会話。
気持ちは解らなくはないがそれでは前に進まない。
そんな事言っているからダメなんだ!スコアなんか関係ないんだ!と一喝!
そんな事言っている暇があったらすぐに練習!「パッティング練習するぞ!」と言って二人をパッティンググリーンに連れて行きました。
パター練習をする前に今日のラウンドの反省の意味でスコアカードを見ながら二人に振り返らせる。
するとスコアは後半の途中から付けておらず、悪かった事しか覚えていない。
スコアは付けていなくても頭の中で分かっていれば良いのですがぜんぜん覚えていない。
これでは反省のしようがない。
ゴルフは記憶力が悪い人は絶対に上達しません。
記憶力が悪いと言うより記憶しておこうとする意識が無いのがダメです。
良いショットも悪いショットもその時の状況!風、ライ、使用クラブ、その時の気持ちなど記憶しているから次のラウンドや状況に活かせるのです。
ちなみに私は全員のスコアはもちろんそれぞれの18ホールすべてのショット、状況、番手を覚えています。
私の記憶で二人に説明しながら反省!
コースレッスンはスコアを出すことだけが目的ではありません。
仮に良いスコアで上がったとしても途中に練習球を打ったりしながらのプレーなので本当のスコアではありません。
スコアも当然気にはなりますが18H回って行く上で何に注意して何を考え何を今日覚えたか?そして試合にどう活かすかを考えて臨んでもらいたいです。
その場のスコアばかり気にしていても大きくは成長しませんよ。
スコアもショットも練習も一喜一憂していてはゴルフの上達は望めません。
ジュニアゴルファーの保護者のみなさんもスコアが悪い事で怒らないようにして下さい。
そしてスコアの事はあまり聞かず今日、何を考え、何を覚えたのかを聞いて下さい。
約一時間半パター練習をしてこの日は終了しました。
今後の成長に期待!
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